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名称 箱の家 39

一覧分類 構造の多様化

外観

内観

第一層

第二層

第三層

第四層

概要 夫婦と幼い子供ふたりの4人家族のための住宅である。敷地は東京都杉並区で、甲州街道のすぐそばに位置している。周辺は古くからの住宅地で4mに満たない細い道路に面している。交通量の多い甲州街道からの騒音を遮断すること、防火地域であること、前面道路が狭く鉄骨の搬入および建て方が困難であることなどを考慮して、箱の家シリーズで初めてRC造に踏み切ることになった。7.2m角の平面の1、2階に主要な生活空間をコンパクトにまとめ、3階は成長にあわせて間仕切れる子供室、地下1階は夫婦の趣味のための部屋としている。3階床のグレーチングは採光と通気に有効であり、上下間で人の気配を伝える役割も担っている。構法面では完全な外断熱を行った。桟で補強した型枠兼用の断熱材を用いることで、捨て型枠を減らすとともに外装材の下地を兼ねて工程を単純化することを目指した。外壁、屋根をダブルスキンにして直射による熱を逃がし、水蓄熱式床暖房を組み込み熱容量の大きい躯体に蓄熱することで室内環境の安定を試みている。

竣工年月 2000年8月
延べ床面積 173.59 平方メートル
総工費 4319 万円
工法 RC造

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