難波和彦+界工作舎
HOME 難波和彦 難波研究室
箱の家 PROJECT 青本往来記
AND OR

コンパクト箱の家

2020年06月02日(火)

曇り後晴れの蒸し暑い一日。9時過ぎに家を出て表参道経由で青山歯科医院へ。今日の表参道は結構人出が多いがApple表参道は緊急事態宣言が解除されても開店していない。9時半から虫歯の治療。先週に型を取った奥歯に銀のカバーを被せて30分余で終了。月末の診療予約を済ませて10時半に帰社。早朝に小川建設から「166 K邸」の界工作舎査定に対する回答が届いたので木村が分かりやすくまとめ直す。さらなるコストダウンが必要なのでその方針をまとめて一緒にKさんに送信する。甲府のNさんから「167 N邸」のLANに関する要求が届く。有線と無線の2通りのLANを使いたいとのこと。通常の家庭では必要ないシステムだがNさんはエンジニアなので家庭でも仕事をするらしい。そういえば界工作舎も同じシステムである。戸田と「167 N邸」の展開図について打ち合わせ。電気図の修正も含めて今日中にはまとまりそうだ。建築学会の「建築討論」に『建築雑誌』5月号特集「社会のマテリアライゼーション---建築の社会的構築力」に関するレヴュー記事「建築と社会の二項対立を超えて」(中島伸:著)が掲載されている。かなり読み込んだ感想で、問題提起にはなったようなので編集担当者としては感慨深い。
https://medium.com/kenchikutouron/建築と社会の二項対立をこえて-d8d1592f457d
『週刊読書人』で『人類学とは何か』(ティム・インゴルド:著 奥野克巳+宮崎幸子:訳 亜紀書房 2020)が取り上げられていたのでAmazonで購入する。これまでインゴルドの本は2冊読んだが、昨年1月に「六角鬼丈さんを偲ぶ会」の会場〈芸大美術館〉で『ライフ・オブ・ラインズ---線の生態人類学』(ティム・インゴルド:著 筧菜奈子+島村行忠+宇佐美達朗:訳 フィルムアート社 2108)を紛失したのでもういいかと思っていた。だから本書は一種のリベンジ読書である。


2020年06月01日(月)

小雨のち曇りの肌寒い一日。8時半出社。テレワークは昨日までとし今日から日常勤務に戻るため久しぶりに木村と戸田が出社する。甲府のNさんから「167 N邸」設備図のチェックバックが届いたので回答をまとめて返信し戸田に修正を指示する。先週末からのメールのやり取りで『建築雑誌』の編集幹事会、6月の編集会議、来年1月号「新型コロナ」特集と2月号特集「ローコストの現在」の打ち合わせの日時が決まりすべてzoom会議となる。まだ一堂に会するのは時期尚早という建築学会の判断である。8月号の連載原稿「個別解と一般解」のスケッチを再開する。思いついたキーワードを追加していく。書き出しは何とかなりそうなので今週末までには書き出したい。熊本の保田和豊さんから「163保田邸」の5月末までの温湿度データが届く。4,5月中は天気には関係なく空調機、還流ファンをほとんど稼働せず、天井扇だけで過ごしているようだ。この間アクアレイヤー水温は21度から24度に徐々に上がり始め、室温も25度から28度の間を変動している。しかし床下空間の気温は23−24度でほとんど変動していないので、このままの状況をしばらく続けて、6月に床下気温が変動し始めてから空調機を稼働するようにアドバイスする。「164 U邸の」引き渡しは7月末の予定で昨年に竣工した「163保田邸」とほぼ同じ季節なので「163保田邸」のデータを参考にして、引き渡し前の1週間は空調機を21度設定で稼働することによって基礎コンクリートとアクアレイヤーに蓄冷し室内気温が27―28度に安定したところで空調機を27度設定にする手順で対応してみよう。『エネルギー産業の2050年―-Utility 3.0へのゲームチャレンジ』(竹内純子:編著 日本経済新聞出版社 2017)を読み終わる。第3章「ゲームチェンジ」では脱酸素の有力な手段として電気自動車の普及、CO2フリー水素、微細藻類バイオマスと人工光合成などの技術が紹介されている。3節「原子力に未来はあるか?」で原子力発電の歴史と今後の展望が検討されている。現在、原子力発電が再評価されているアメリカでは小型モデュラー原子炉(SMR Small Modular Reactor)の開発が進んでおり、技術的な可能性は期待できそうである。しかし日本では世論、政治、保安システムなど各種のハードルが高いため見通しは暗い。脱炭素化は当面は太陽光発電のコストダウンと高性能化に期待するしかなさそうである。


▲TOP

Copyright (C) 2003 KAZUHIKO NAMBA+KAI WORKSHOP. All Rights Reserved.
No portion of this web site may be reproduced or duplicated without the express written permission.
This web site is written in Japanese only.