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名称 箱の家 1

一覧分類 プロトタイプ

外観

内観

第一層

第二層

第三層

第四層

概要 夫婦と子供3人(男2人、女1人)のための住宅である。敷地は杉並区の住宅密集地域にあり、南側に細い道路が通っている。東側は小学校につづく駐車場に面し、南側には道路をはさんで、隣家の広い庭が見える。連続住宅のモデルとして考えたので、東西の窓は最小限に抑え、南北からの採光と通風を中心に設計した。南側の緑の景色を取り入れるために、とくに大きな開口を設けることにした。平面は9m×9mの正方形で、南側の奥行1.8mを、屋根とそで壁に囲まれたテラスとしている。柱列のあるテラスは、道路側に開かれた大きな開口部と、前面道路や向かいの庭の緑とをやわらかくつなぎ、同時に、外部からの光、風、雨、そして道行く人々の視線に対して、ほどよいスクリーンとなっている。居間を中心とする約100の開放的な立体空間は、設計当初からの主要コンセプトであり、室内のどこにいても互いの気配が感じとれるような一体感をうみ出している。また、家族関係の図式をストレートに投影した単純明快なプランは、シンプルな形態と構造の統一を可能にしている。これらの条件は、空間に透明性を与えるとともに、一方では厳しい経済的な課題への解決策ともなっている。「単純化すること」が「豊かさ」をうみ出すことになった建築だと考えている。

竣工年月 1995年3月
延べ床面積 119.15 平方メートル
総工費 1561 万円
工法 木造在来工法

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