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「箱の家」の設計監理の進め                    (c)難波和彦・界工作舍 2020


1)事前相談約1ヶ月:ここまでの費用は無料です。
・住まいの基本的な条件について話し合います。
・敷地を調査し、役所で法的条件について調査します。
・これにもとづいて、住まいについての基本的な考え方を提案します。


2)第1案の作成:事前相談後 約1ヶ月:ここまでの報酬は20万円です。
・上の条件にもとづき、クライアントの承認を得た上で、第1案を作成します。
・プレゼンテーションは概要書(構造、仕上、予算、スケジュール)と模型、図面によって行います。
・ここまでの報酬は、設計監理契約が締結されれば、その中に吸収されます。


3)設計監理契約の締結:第1案のプレゼンテーションから、約1―2ヶ月が目安です。
・基本設計が固まった段階で、設計監理契約を締結していただきます。設計監理料は総工事費の12〜15%です。
・設計監理料の料率は、設計の難易度により話し合いで決定します。木造は12%。鉄骨造やRC造は15%が目安です。
・ 現場が遠距離(都市圏以外)の場合は、交通費の実費が必要です(工事監理は20回程度です)。
・ 交通費削減のために、現地の建築事務所に、設計監理の協力を依頼する場合があります。
その場合、界工作舎の監理には、交通費の実費はかかりますが、追加の設計監理料は必要ありません。
・設計監理料の支払方法は、以下の通りです。
1. 設計監理契約締結時(基本設計に対する報酬) :設計監理料の1/4
2. 見積図面終了時(実施設計に対する報酬の半額):設計監理料の1/4(設計契約締結後、約1.5ヶ月)
3. 工事契約締結時(実施設計に対する報酬の残額):設計監理料の1/4(設計契約締結後、約4ヶ月)
4. 竣工引渡時(現場監理に対する報酬)     :設計監理料の1/4


4)実施設計:設計期間は設計監理契約締結してから、約3〜4ヶ月です。
・ この間に見積用の図面を作成します、この間に、設計の詳細について何回か打ち合わせを行います。
・ 実施設計図がまとまったら、2〜3社の工務店に見積を依頼します。
最近は、信頼のできる1社に見積依頼し、話し合いを通して工事金額を決める場合もあります。


5)工事契約の締結:見積用図面を工務店に渡してから、約2ヶ月かかります。
・見積期間は3〜4週間程度です。その後、1〜2ヶ月で見積内容の査定と工事金額の話し合いを行います。
・ 工事契約の見通しが立った段階で、役所に確認申請を提出します。
・ 工事金額が確定し、確認申請が認可されたら、工務店と工事契約を締結します。
・ 工事金額の支払方法は以下の通りです。話し合いによって、支払条件を変える場合もあります。
1. 工事契約締結後2週間以内 :契約工事金額の1/6
2. 上棟後2週間以内     :契約工事金額の2/6
3. 竣工引渡後2週間以内   :契約工事金額の3/6〜100万円
4. 竣工引渡後2ヶ月以内   :100万円+追加工事費


6)工事監理:工事期間は、約6〜7ヶ月です。
・木造2階建ては約6ヶ月、鉄骨造は7ヶ月、鉄筋コンクリート造は8ヶ月が目安です。
・地下室がある場合は、さらに1ヶ月程度の追加期間が必要です。
・工事費以外に必要な費用は、以下の通りです。
1. 地鎮祭:神主を呼んで地鎮祭を行う場合は3〜4万円が必要です。簡易方式なら無料です。
2. 上棟式:工務店への祝儀と簡単な飲食費用として、15〜20万円かかります。
3. その他、確認申請手数料(5万円程度)、中間検査料(5万円程度)、建物登記費用、等が必要です。

以上をまとめると、全体のスケジュールの目安は以下のようになります。
・設計期間(事前相談から工事契約まで) : 約4〜6ヶ月
・工事期間(工事契約から竣工引渡まで) : 約6〜7ヶ月 合計:約1年〜1年半

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