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名称 箱の家 7

一覧分類 鉄骨造シリーズの展開

外観

内観

第一層

第二層

第三層

第四層

概要 夫婦+小さな子供4人のための住宅である。敷地は東京都小平市郊外の住宅地にある。周辺に建物が建て込んできたため、5年程前に新築された住宅を建て替えることになった。子供達のために明るい居間を確保すること、共働きの夫婦のために2台分の駐車場を設けることが主要な設計条件であった。敷地は西側を道路に面し、南北に狭く東西の奥行きの深い形をしている。主要な居室は、南からの採光を十分確保するため2階に持ち上げた。そして2階より上をスパン5.4mの半径の4分の1円弧の断面にすることによって、北側斜線をクリアし、2階の家族スペースと3階の子供室を、吹抜けを介して緩やかにつなげ内部空間を一体化するという、外と内からの要求を同時に満たしている。家族スペースは居間、台所、浴室、階段などを5.4m×10.8mの矩形にコンパクトにおさめ、南側の一辺3.6mの直角三角形のバルコニーと連続している。3階の子供室は、コストダウンと子供の成長にあわせた要求に対応するためフレキシブルな一室空間とした。構造は桁方向3.6m×3=10.8m、スパン方向5.4mの偏心ブレース付ラーメン構造である。バルコニー先端の足元にある偏心ブレースは建物後方の偏心ブレースと対になってスパン方向の横力を受ける主要な構造要素である。4分の1円弧の屋根は、外断熱することでキーストンプレートやブレースなど構造材を仕上材として一体化し、空間を柔らかく覆っている。

竣工年月 1997年8月
延べ床面積 162.97 平方メートル
総工費 2961 万円
工法 鉄骨造

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