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名称 箱の家 23

一覧分類 構造の多様化

外観

内観

第一層

第二層

第三層

第四層

概要 夫婦と幼い子供2人の4人家族のための住宅である。敷地は鎌倉の市街地にあるが、周辺は緑の多い静かな住宅地である。住宅に加えて、画家である夫のアトリエが要求された。ここではアトリエを独立して計画せず、住空間の中に取り込むことによって、限られた床面積の中に住空間・アトリエともにのびのびとした空間をつくり出すことができた。また玄関を設けず、外部と家族スペースの間のもっともパブリックな位置にアトリエ=仕事場を配置することによって、日常生活の中に夫(父)の仕事の情景を取り込むことを試みた。南北に長い敷地の幅いっぱいの8.1mを間口とし、全体を単純な箱形の一室空間とした。1階の家族スペースとアトリエを2層分の吹抜とし、2階の寝室と子供室をブリッジでつないでいる。南北面の開口と、ブリッジ上部の開閉式のトップライトによって、採光と通風を確保し、南面の一間の庇によって夏期と冬期の日射を制御している。気候の温暖な鎌倉において、年間を通じて空調機による冷暖房はわずかで済むそうである。内装材として床・壁・天井ともにフレキシブルボードを用いた。アトリエの色環境として無彩色がふさわしいため採用したのだが、大きな熱容量が蓄熱層としても有効であることがわかった。

竣工年月 1998年10月
延べ床面積 136.08 平方メートル
総工費 2850 万円
工法 木造在来工法

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